駒場寮問題なんでもQ&A

Answer

学部が「駒場寮は違法だ」と言っていますが。
裁判で敗訴したからもう住めないのでは?

 ご存知のとおり、寮と大学当局の主張はかなり食い違いをみせており、どちらを信じればいいのか分からない人も多いかと思います。しかし、この「駒場寮は違法かどうか」については、「どちらの主張を信じるか」という問題ではなくて、「法律に照らしてどうか」という客観的な判断基準が存在します。そして、その結果「違法ではない」のです。大学当局がなにをもって「違法」といっているのかは分かりませんが、その根拠が示されていない以上、一方的な宣伝、つまり、「ウソ」ととらえていいのではないでしょうか?
あなたはこのようにあからさまに『ウソ』をついている機関を信用できますか?

駒場寮は老朽化しているから建て替えたほうが良いのでは?

 このAnswerをする前に、駒場寮の歴史を少しだけ書いておきましょう。(詳しい歴史はこちら)駒場寮は、1934年に中寮、1935年に北寮が竣工しており、その歴史は65年余りに及びます。駒場寮以外に駒場キャンパスに現存する当時の建物は、1号館(時計台の建物)、900番講堂などがあり、1号館は目黒区の文化財に指定されています。駒場寮は内田祥三という東大総長も務めた建築家によって設計され(1号館も同建築家)、1923年におきた関東大震災級の地震にも耐えられるように造られたということです。
 さて、このように長い歴史を持つ駒場寮ですが、問題になっている「老朽化」の「根拠」とはいったいなんなのでしょうか。
 たしかに駒場寮は長年の風雨にさらされ、表面は汚れています。しかし「汚れている」ことと「耐久度が落ちている」ことはまったく別の問題だということは容易に分かることでしょう。見た目が汚いのは、単に学部当局が「廃寮だ」などといってメンテナンスを怠っているだけのことです。これは、駒場寮よりも以前に建てられた1号館が何の問題もなく毎日の授業で使われていることを見れば明らかです。
 また、1996年に1級建築士にお願いして駒場寮の建物を調査してもらったところ、「きちんとメンテナンスすればあと50年は使用に耐えうる建物である」と診断されましたし、1990年頃に工学部の教授が「駒場寮は東大の建物の中で2番目に頑丈な建物である」とも言っていたそうです。
 これらのことからも、駒場寮が「老朽化している」というのは、単にそう「見える」だけで実際は「老朽化していない」ということがお分かりいただけるかと思います。
 ちなみに学部当局も「駒場寮は老朽化しているから建て替えるのだ」と言っていますが、、駒場寮が使用に耐えない「老朽化」した建物であるという根拠をなんら挙げることはできていません。

駒場寮から三鷹国際学生宿舎に移ることによって生じる経済的負担が重荷になる人には学部が奨学金を用意していると聞きましたが?

きれいで新しい建物が建つのなら、そっちのほうが良いと思いますが?

大学側も寮側も、「話し合いを行いたいのだが、相手が話し合いの席につかない」と主張しています。実際のところはどうなのですか?

大学が「廃寮」って言っているんだから、それに従うべきではないのですか?

大学が「実力で追い出すわけにはいかない」から「裁判に訴えた」と言っています。

「個室でないために敬遠され,居住希望者は年々減少していた」のは本当ですか?

大学側が提出した資料

どちらも「自分たちが正しい」と言っていますが、どちらを信じればいいのでしょうか?

「相部屋」に重要な意義があるのなら、三鷹にそれを造ればいいのでは?